竹藪の道
2009年 09月 26日
小さい頃に住んでいた、京都の長岡京市の家の裏には
竹藪の道がありあした。
3歳だった私は、姉と一緒にその道を通って、
その先にある木造の家と、
そこに住む犬に会いに行くのが、とても好きでした。
うっそうとした、暗い竹藪の道を急いで走り抜ける。
それが私の原風景です。
通り抜けて明るい場所に出たい、ということだけを考えて、
それだけで、楽しくてしょうがなくなる。
そのただただ単純な、わかりやすい楽しい気持ち。
その心も、私の中の原風景です。
その後、保育園へ行く前に関東へ引っ越しました。
もしかしたら、その大切な気持ちを、
京都の地に置き忘れてきてしまったかもしれない。
大人になってから京都に行くたびに、
不思議と自然に、その単純で素直な気持ちになれる気がするのです。
原風景って、こんなにも自分と切り離せないものなのですね。
by muuco-muumei
| 2009-09-26 23:03
| 諸々